タピルスが製造する不織布は、メルトブロー法で製造されています。 細い繊維径で風合いに優れ、柔らかくドレープ性が良好な不織布です。
01 きめ細かくて、柔らかい風合い
不織布タピルスの最大の特徴は、その繊維径の細さにあります。
平均繊維径は1μm以下~数十μm程度と極細です。また、繊維径を広範囲にコントロールすることも可能です。
繊維径をコントロールできる不織布タピルスは、フィルター性能に優れています。そのため、主に医療・衛生、食品・日用品、電気や自動車といった産業の分野におけるフィルタやセパレータとして使われます。
これは、独自のメルトブロー製造方法によって極細繊維が均一分散し、等方向性となり、数~100μm の孔が均一に分散するためです。
多孔構造制御・密度制御によって、柔らかい風合いとなり、ドレープ性が良好です。
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02 接着剤からの有害物溶出がなく安全
不織布タピルスは、ノーバインディング不織布です。ノーバインディング不織布とは、接着剤を使用していない自己接着型のウェブ(繊維集合体)です。 そのため、接着剤からの有害物の溶出がなく安全です。
「環境への取り組み」はこちら03 多岐にわたる原料樹脂
熱可塑性樹脂であれば基本的に不織布にすることが可能です。 不織布タピルスで実績のある原料樹脂及びその代表的特徴は次の通りです。
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、 ポリメチルベンテン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ乳酸、 その他の熱可塑性樹脂
「不織布タピルス」の製品情報」はこちら04 各種不織布や膜等との複合製品が可能
不織布に熱と圧力を加えるカレンダー加工によって、膜厚及び孔径のコントロールが可能になります。それによって、布厚、光沢、強度、密度などが調整できます。
タピルスでは、熱エンボス、超音波エンボス及びホットメルト加工等により、各種不織布及び膜等との複合製品化が可能です。
「不織布タピルス」は極細繊維であるため、フィルター機能と風合いが良く、液体用フィルター、サージカルマスク、リチウム一次電池のセパレーターなどに使用されています。
また、他の素材と複合して、医療用のディスポーザブル製品、工業用エアフィルター、それに特殊な分野では原子力発電関連など、工業用から日用品まで幅広い分野に使用されています。
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05 カスタムメード
不織布タピルスには多くの種類がありますが、お客様のご要望に合わせて少量からカスタムメードで製品の供給にも対応させていただきます。