- 繊維径
- 約0.4μm~50μm と広範囲にコントロール可能
- 目付
- 約 7 g/㎡~400g/㎡と広範囲にコントロール可能
- 孔径
- 数~100μm の微孔性、多孔性、フィルター性能に優れている
・極細繊維が均一分散し、等方向性
・風合いに優れ、柔らかくドレープ性が良好

多岐にわたる原料樹脂
熱可塑性樹脂であれば基本的に不織布にすることが可能です。
不織布タピルスで実績のある原料樹脂及びその代表的特徴は次の通りです。
- ポリプロピレン
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- 耐薬品性に優れ、撥水性かつ電気絶縁性も良好です
- オートクレープ減菌処理が可能で、飲料、食品、医薬品工業品でも使用されています
- 不織布タピルスの原料で最も多く使用され比較的安価です
- ポリエステル
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- 耐熱性(融点:220~240℃)で耐酸化劣化性にも優れます
- 水系での含侵処理などの二次加工にも適しています
- ポリアミド(PA6)
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- アミド基を有するため吸水性が高い
- 耐熱性(融点:約225℃)、耐薬品性にも優れています
- ポリメチルベンテン
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- 耐熱性(融点:約230℃)に優れ、ポリオレフィンの一種であるので、耐薬品性、電気絶縁性にも優れています
- ポリフィニレンサルファイド
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- 耐熱性(融点:約285℃)かつ難燃性にも優れています
- 耐薬品性に優れ熱濃硝酸を除く溶剤には耐性があります
- ポリ乳酸
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- 非石油由来のバイオプラスチック
- 微生物により最終的には二酸化炭素と水にまで分解される生分解性樹脂で、環境にやさしい原料です
※その他、多くの熱可塑性樹脂で生産の実績があります。
